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2006.04.19

まるみSPIRIT

 またまたオフィスの空調との戦いの季節がやって来た。私のオフィスはパソコンが多いためか、四月に入ると涼しい外気が取り入られる。それが次第にクーラーに取って代わり、昼間はとても寒いオフィスになる。私は、なりふりかまわず、首にマフラー(タオルマフラーやスカーフ)を巻きつけ、足にはレッグウォーマーを履いて仕事にのぞんでいる。しかし、レッグウォーマーを履いていても、時には足首が凍傷にかかったように冷たく感じてしまう。他の人たちは、私のように厳しい寒さを感じることはないらしく、ごく普通に仕事をしている。だから、彼らからしてみれば、私は一風変わった人なのである。

 私がこれほどまでにクーラーの冷気に敏感になってしまったのは、現在の職場で、冷たい風に当たり過ぎてしまったせいだと思われる。まだ派遣されて間もない頃、空調の温度を調節するつまみを勝手に回してはいけないと思い込み、寒いのをじっと堪えて踏ん張っていた。そうしたら、私の身体はすっかりおかしくなってしまっていた。自然の風が冷たいのは平気で、むしろ、寒い日に温かくして外に出掛けるのは好きなほうだ。しかし、クーラーの冷気だけは、極端に苦手になってしまった。

 クーラーの冷気を感じると、私は激しく咳き込む。心臓が、身体を温かくしようとして一生懸命頑張ろうとするのに、血液を送り込むポンプがなかなか追いつかないような感じである。咳き込むときは、風邪のときに出て来るような咳ではなく、「うぇっほ、うぇっほ」といったような、ひどく苦しい咳になってしまう。私がどれだけ寒がっていても、オフィスに居る人たちは、私の症状にはほとんど無関心だ。これが、愛情で結ばれていない関係の象徴なのだろう。しかし、中には私の身体を気遣って、声を掛けてくれる人もいる。そういう人は、自分自身が身体を患っている人だ。

 私の場合、カイロは寒い冬には使わなくて、温かくなってからオフィスで使う。腰のあたりに冷えを感じることが多く、カイロで温めることにより、冷えが緩和されるのである。このような生活は、おかしいんじゃないかと自分でも思う。それなのに、私がいつまでも仕事を辞めないでいるのは、何故なのだろう。月見想のりえちゃんにも、「そろそろ仕事を引退して静養することは考えないの?」と尋ねられたことがある。

 まず、私の場合、基本的にぐうたらなのだと思う。だから、自分を追いつめるような状態をわざわざ作り上げなければ、重い腰がなかなか上がらない。ランキングに参加して、自分をいつも厳しい状態に置いているのも、根がぐうたらだからだ。私の腰は本当に重いのだ。

 更に、外で働くという行為は、家事がそれほど好きでも得意でもない私が、ガンモにできる最大の奉仕であるように思える。ガンモもまた、私が外で働くことに対し、極めて肯定的である。しかも、私がオフィスで寒い思いをしているのを知っていても、その判断を私に任せ切っている。子宮筋腫がたくさんあることが発覚したときも、「手術するなら仕事を辞めるけど、それまでは働く」ということで、お互いの意見が一致した。

 私が何故、そこまでして働くかというのは、先日観た映画『SPIRIT』の中に答えがあるように思う。私の場合、今の仕事が決して好きなわけではない。今の仕事に多少のプライドは持っているものの、生涯を捧げるほどの仕事であるとはとても思えない。ただ、自分に負けたくないだけなのだ。いつも負けそうになると、「もうちょっと頑張れるはずだ」と、自分自身を励ますのである。

 そのために、寒いだとか、忙しいだとか、いろいろ文句を垂れる。しかし、文句を垂れたあとは、再び前を向いている。この調子でいつまで頑張れるかわからないが、私の仕事の道はまだもう少し続いていると感じる。

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