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2006.03.02

青焼きの記憶

 ガンモのハワイ行きは、四月のとある月曜日に決まった。つまり、平日まるごと海外出張というわけである。四月という仕事の忙しい時期と、私の有給の残り日数からしても、やはりガンモと同じ時期に私がハワイに出掛けるのは難しそうである。(派遣社員にも有給休暇はある。私は、勤続年数がそれなりに長いので、年間十八日取得できる)

 ガンモは市役所に出向き、戸籍抄本と住民票を取り寄せた。取り寄せたそれらの書類を見て、
「昔みたいに青焼きじゃないね」
とガンモが言った。一体いつの時代の話をしているのだ。私たちが結婚したときだって、既に青焼きの時代ではなかったはずだ。

 ガンモは、青焼きではないそれらの書類を持って、パスポートを発行してくれる県の窓口に足を運んだそうだ。そして、そこで体験して来たことを私に話して聞かせてくれた。
「パスポートを申し込むときはね、住所確認のために、官製ハガキに自分の住所を書いて提出するの。そして、パスポートを受け取るときは、届いた官製ハガキを持参することで、住所が確認できるようなシステムになってるの」
「ああ、確か、そうだったね。うまくできてるよね」
「誰かとグルになっていない限り、他の人の名前でパスポートは作れないってことだよね。それとね、○○市(私たちの住んでいる市)は住基ネットに加入してるから、住民票は要らなかったんだよ。係の人が、『住基ネットで参照していいですか?』と聞いて来たので、『はい』って答えたら、住基ネットに接続して参照してた」
「へええ、それって全国の住民票を参照できるものなの?」
「そう。住基ネットに加入してる地域なら、端末操作で全国の住民票にアクセスできるんだ」
「誰でも参照できちゃうの?」
「いやいや。もちろん、係の人だけだよ」

 青焼きの時代から比べると、世の中、本当に便利になったものだ。しかしその一方で、このような便利さの裏側にある個人情報の流出に関する問題も浮き彫りになっている。こうした現象もまた、陰と陽がセットで存在していることの証である。

 ところで、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が運営しているgooでもブログを書いている私のところに、一通のメールが届いた。それは、クイズに答えると、抽選でハワイ旅行にご招待しますというものである。しかも、ペアでご招待と来ているではないか。なになに、ハワイが私を呼んでいる? そう思って、応募しようかどうしようか迷っているところだ。こういう形で自分を追い込むのは好きだ。しかし、応募の締め切りが三月三十一日となっているので、ガンモと同じ時期にハワイに行けるわけではない。それでも、当たってみて、あわてふためく自分を体験してみたいと思うのだ。四月のように仕事が忙しくない時期なら、ハワイ旅行に当たったので、仕事を休みを取りたいと正々堂々と言える。当たったら、今度こそガンモと一緒にハワイに行こう。

※皆さん、応援クリックありがとうございます。m(__)m おかげ様で、ちょっと復活。(^^)

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