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2006.02.20

 今日は、先日の会議の裏話を書いてみようと思う。同じ会議に参加していた友人から一通のメールが届いた。私が、心からこのイベントを楽しんだのに対し、彼女は主催者側のやり方にかなり不満を持ったようだった。

 例えば、会場への入場方法についてである。会場は、大きな講義室のようなところで、軽く見積もっても三百人は収容できそうなくらいの広さだった。座席は予めブロックごとに分けられていて、入場の受付もブロックごとに行われるとのことだった。しかし、主催者側は、受付時間の三時間前から並んでいた彼女に対し、特に列を作って並ぶような指示を出さなかったのだと言う。そのため、あとからやって来た人たちに先を越されそうになったので、彼女が率先して列を作り、自分を先頭にして、あとからやって来た入場者を整列させたのだと言う。何百人という人たちが聴講する会議だというのに、整列の指示を出さなかった主催者側に対して、彼女はかなりの不満を持っていた。

 更に、今回の会議の最初に、サイン会や写真撮影は行わないとの発表があったのだが、実際は、休憩時間にパネラーに話し掛け、サインを求める人が何人か居た。主催者側がそれを見ていながら、何も注意を促さなかったことに対し、彼女は怒りを露わにしていた。

 彼女は、クラシックカメラの世界を一生懸命頑張っている人でもある。他にも、そういう専門的な視点から、様々な感想がお怒りモードで書かれていた。私は、同じ会議に参加したのに、彼女と私ではどうしてこんなに感想が違うのだろうと考えてみた。まず、私には、できるだけ早く入場して、前のほうの席を陣取りたいという欲望がなかった。だから、受付が始まるギリギリの時間に会場に着いた。さすがに、既にたくさんの人たちが長い列を作っていたのには驚いたが、後ろの席でもまあいいか、と思っていた。

 確かに休憩時間中にサインを求める人が居たが、そのうちの一人を私は知っていた。彼女はチョートク先生とも顔なじみだし、きっとご挨拶にうかがったのだと思うのだ。だから、彼女の立場からすれば、サインなどいつでもいただけるはずなのだが、著名なパネラーの方々が揃っていたので、ついついサインをお願いしてしまったのではないかと思う。私は、まあ、いいんじゃないの、という視点で、それらの様子を見守っていた。

 欲というものは、私たちの向上心をかき立ててくれる場合もある。しかし、欲の矛先を自分以外の対象に向けてしまうと、たちまち嫉妬や妬みに変化してしまう。そして、それらの感情は、本来、楽しいはずの感情をごっそり持ち去ってしまう。反対に、欲がないことは、時として、無関心や無感動な状態を産み出すこともある。しかし、過剰な欲をそぎ落とすことによって、ニュートラルな状態を保ち、様々な感動や喜びに対し、構えのない状態を作り上げる。

※クラシックカメラの趣味という、なかなか状況を把握し辛い、難解な長い文章に目を通してくださってありがとうございます。それから、いつも応援クリックをありがとうございます。m(__)m

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