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2006.02.12

蚊帳の内と外

 ガンモと一緒に『きたやまおさむ「ザ・還暦」〜一回だけのコンサート』というコンサートに出掛けた。あのザ・フォーク・クルセダーズのきたやまおさむさんの還暦コンサートである。今日は、そのコンサートの内容を書こうと思っていたのだが、きのう書いた祖母の入院費のことで新たな展開があったので、皆さんにご報告させていただきたい。

 実は、コンサートに参加している間に、私の携帯電話に母からのメッセージが残されていたのだ。コンサートが終わって、母の残してくれたメッセージに耳を傾けてみると、
「さっき、おばちゃん(母の兄嫁・伯母)が入院費を持って来てくれたので、安心してください」
と言っていた。私は、こんなにも早く変化が訪れたことに驚きを隠せなかった。究極的な気持ちを体験し、涙を流したせいだろうか。結果が現れて来る時間差が縮まったようだ。

 母によれば、先月末にこれらの不和が勃発し、祖母の入院費の支払い期日が今月の六日だったと言う。ところが、その日になっても入院費の支払いがなかったので、母が祖母の病院費を支払った。しかし、その間ずっと、伯父や伯母は、本当にこれでいいものかと、心の中で自問自答していたに違いない。そして、長男として、長男の嫁として、もっとも責任のある選択をしたのだ。伯父もずっと寝たきりだと言うのに。私は感動のあまり胸が熱くなり、母に電話を掛けた。

 母によれば、今後の入院費も、伯父と伯母で支払って行くと言ってくれたそうだ。しかし、本当にこれで一件落着と言えるのだろうか。このことを母の弟や妹が知ることになるかどうかはわからないが、自分たちがこの課題に参加していないことに対し、そろそろ何かを感じ始めてもいい頃だと思うのだ。蚊帳の外にいて、魂の想いに素直になれないままでいることは、いろいろな意味で遅延が起こる。

 伯母も、伯父の介護で疲れ切ってはいるようだが、それでも、以前の彼女とはまったく別人のように丸くなった。伯父の介護や祖母の病気が、伯母に大きな精神的な気づきをもたらしたのかもしれない。蚊帳の外ではなく、蚊帳の内に入ったことで、伯母は素晴らしいプレゼントを手にしたのだ。

 私は、母から連絡が入る前に、既にインターネットバンキングから父の口座にお金を振り込んでいた。お金を振り込むとき、私は何だかとてもうれしかったのだ。今まで育ててくれた父母に、こうした形で恩返しができるということに。既にお金を振り込んだことを母には伝えたが、また何かあったときに使って欲しいと言っておいた。

 ただ、今回のことで考えさせられたのは、延命とお金の関係性である。これを扱うには余りにも難しいテーマだと思われるので、また別の機会に書かせていただくことにしよう。

※皆さん、たくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m そして、ご心配をおかけしました。m(__)m

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