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2006.02.06

秘仏歓喜天

 城崎温泉には、温泉寺という真言宗のお寺がある。麓の入口の山門には、密教系の恐ろしい顔つきの阿吽の金剛力士像が左右に立ち、参拝に訪れる人たちを見下ろしている。

 私たちは温泉寺を参拝し、そこにある小さなお堂に大聖歓喜天が祀られているのを発見した。そう、この「ガンまる日記」のプロフィール画像としても使用している秘仏歓喜天である。私は大好きな歓喜天を拝みたくて、お堂に駆け寄り、お堂の中をそっとのぞき込んだ。しかし、お堂には秘仏が外から見えないようにしっかりとガードが施されていた。取っ手の隙間からこっそりのぞいて見ると、ぴしゃりと畳み込まれた祭壇と、お坊さんが使う座布団が見えた。

 歓喜天は秘仏なので、一般にはむやみやたらに公開されることはない。だから、これほど歓喜天好きの私でも、これまでただの一度もお寺で実物の歓喜天を拝んだことがない。お堂にある歓喜天を拝みたくて、温泉寺の方に問い合わせてみたのだが、やはり、秘仏であるため、公開はできないとのことだった。

 私がホームページなどで歓喜天の映像を公開していると、ときどき歓喜天に関する問い合わせが入って来る。一番最初に問い合わせがあったのは、どこかの大学教授からだった。まず、その歓喜天をどこで手に入れたかということから始まって、歓喜天は中途半端な気持ちではお祀りできないこと、日に何度かお水をお供えしてお祀りすることが必要だということなどが書かれていた。私が、歓喜天を手に入れた場所などをメールで返信すると、すぐさまその大学教授から、長いこと探し続けていた仏像なのでうれしい、早速、自分もそこへ行ってみるという喜びのメールが届いた。私は、骨董市などで歓喜天を探して歩いているが、確かにあまり見掛けない。たまに見掛けても、造りがひどく乱雑だったりするので、そういう歓喜天は購入しないようにしている。

 一体、歓喜天のどこが好きなのか。それは、抱き合っているときの幸せそうな表情に尽きる。ガンモもこの歓喜天が大好きだ。だから、私たちが抱き合うときはいつも、歓喜天のようにしっかりと抱き合う。正式には、十一面観音の化身である女性の像が、男性の足を押さえつけているのだが、そこまでの演出はしない。

 おそらくだが、この歓喜天が秘仏になっているのは、下半身もしっかりと繋がっているからだと思う。そのために、邪悪な心を持った人には見せられないのだろう。しかし、歓喜天の表情が、性的な繋がりによる恍惚ではなく、精神的な喜びに満ちていることを理解すれば、邪悪な心でこの秘仏を拝むことにはならない。

城崎温泉で撮影した写真:
兵庫県

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