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2005.10.20

カルマの結婚

 掲示板で交流させていただいているようこさんから、以下のようなご質問をいただいたので、今日は、カルマの結婚について書いてみたいと思う。

カルマの結婚ってありますでしょうか?

友人で、少し、悩んでいる方がいましてね。

ちょっと質問です。

 まず、カルマの関係とは、切り離しを行うことで、お互いに楽になれる、被害者と加害者の関係のことである。言い換えると、相対的な関係を築いて行くことが心地良くない関係である。お互いに、相手の鏡を通して自分を見たときに、自分の醜い姿が映し出される関係である。ツインソウルの関係と根本的に違うのは、被害者と加害者の関係であるという点だ。ツインソウルの場合は対等な関係を築いて行くので、被害者とか加害者といった展開にはならず、また、切り離しを行おうとする決定的な瞬間に、根底にあったはずの深い愛を思い出す。また、ネガティヴな現象に対して、ツインソウルの場合は許しが起こるが、カルマの関係の場合は、許しが起こりにくい。

 カルマの関係は、カルマ解消までの期間限定の関わりと言っていい。現世でクリアすべきカルマの解消が終われば、その関係も終わりを迎える。ただ、現世での関わりを終えても、関わりを持つことで生まれたネガティヴな感情を解放し切れない場合は、ネガティヴな感情を引きずったまま、醜い関係を来世まで持ち越してしまう場合がある。カルマの関係は、被害者と加害者で役割を入れ替わりながら、魂を高めて行く。

 こうしたカルマの関係が、結婚にまで発展することは多々あると思う。お互いに、被害者と加害者の学びが必要なために、強烈に引き寄せられるのだろう。しかし、その引き寄せられ方は、どこか肉体的だ。カルマの関係でなくても、男女が密に関わり合う結婚生活においては、それがポジティヴであっても、ネガティヴであっても、お互いにとって必要な学びを持ち寄る関係となる。

 結婚生活の中で、自分は被害者だと感じている場合、過去世では、自分が加害者だった可能性がある。反対に、自分が加害者だと自覚している場合は少ないようだ。加害者の役割を演じているときは、被害者の魂の成長を、ネガティヴな方面から手助けしていると言える。

 私の周りにも、カルマの結婚をしている友人がいる。彼女は、夜中に泣きながら、私のところに良く電話を掛けて来ていた。私はその度に、彼女の結婚生活の凄まじさを知ることになった。一言で言って、彼女の結婚は、愛のない結婚だった。夫からは、まるで家政婦さんのような扱いを受けていると言う。彼女が夫よりも先にお風呂に入ると、「汚い」と言われるのだそうだ。彼女が何故、そんな結婚を受け入れたのか、私にはとても不思議だった。恋愛結婚ではなく、お見合い結婚だった彼女には、好きな男性が居たのだが、その男性と結ばれないなら、誰と結婚しても同じだと思い、親の勧める縁談に応じたのだ。そこに、根本的な原因があったのかもしれない。

 結婚生活がギリギリまで追い込まれ、もうこれ以上は耐え切れないと感じるなら、切り離しを行って楽になることを、私は止めない。そのカルマに対して、もうこれ以上頑張れないというくらい頑張ったなら、その苦しみから、お互いを解放してあげてもいいと思うのだ。しかし、まだ、これ以上頑張れないところまで頑張っていないのなら、頑張らなかったそのツケは、来世にも持ち越されるだろう。更に、本当に頑張ったのなら、現世での状況は、お互いを自由にすることに向けて動いて行くのだろう。

 切り離し以外の選択については、現世でその魂が、どこまで進もうとするかによると思う。切り離しを行わず、カルマに対して受身に徹することができたら、カルマの解消は早まると思うし、もっと前向きな関係を築いて行けるかもしれない。そうなれば、カルマの関係を、ソウルメイトの関係に発展させることも、決して不可能ではないはずだ。

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