« ガンまる、比叡山へ行く | トップページ | 全身全霊 »

2005.10.31

双方向の体験

 自分を表現したい人たちのために、ホームページやブログという手段がある。通常、有料プロバイダが提供してくれるホームページスペースには容量制限があり、私のように、多くのものを表現して行きたいと思っている者にとっては、30MBやそこらでは足りなくなってしまう。そこで、無料サイトをレンタルすることになる。

 しかし、実際には、無料サイトにも様々な制限がある。例えば、広告付きであったり、CGIが使えなかったり、一定期間、更新がなければ、アカウントが自動的に削除されてしまったりする。特に、CGIの使える無料サイトや容量無制限の無料サイトは、それなりに規約も厳しい。それでも、あちこちで無料サイトをレンタルしていると、どこの無料サイトがどんな規約だったのか、把握し切れないこともある。

 以前、私がレンタルしていたサイトのアカウントが、何の予告もなく、突然削除されてしまったことがあった。それも、別々のサイトで二回ほど。どうやら、私の運営方法が、その無料サイトの規約に違反していたらしい。しかし、無料サイト側から何の説明もなかったので、私がどのような規約に違反していたのか、まったくわからずじまいだった。こちらでアップロードしていたファイルは、自分のパソコンに残っていたので、別の無料サイトを借りて、そちらにアップロードすることも可能だったが、掲示板など、CGIから吐き出されたログは、明示的にダウンロードしない限り、サーバ側にしかファイルが残らない。そのため、アカウント削除により、訪問してくださった方たちが一生懸命掲示板に書き込んでくださった内容がすべて消えてしまった。

 私の運営している「精神世界のはなし」も、かつては無料サイトをお借りして運営していた。しかし、ある時期から、サーバダウンが頻繁に発生するようになり、自宅サーバを立ち上げたこともあって、思い切って自宅サーバに引っ越した。その引っ越し作業も、なかなか大変な作業だった。特に、掲示板などを自前で立ち上げているサイトにとっては、CGIの引っ越しは大変骨の折れる作業である。それでも、引っ越したあとは、頻繁にダウンしていた広告付きのサイトよりも、快適に運営できるようになった。

 現在のところ、そんな予定はまったくないが、今では、私たちの自宅サーバのスペースを、誰かに使ってもらうこともできる立場になった。もしも仮にそんなことが実現できたとして、私たちの自宅サーバのスペースを利用しているユーザが、サイトをずっと更新しなかったり、こちらが提示した規約を無視して利用し続けたとしたらどうだろうと思う。もしも、他にも私たちの自宅サーバのスペースを利用したいと申し出るユーザが居たとして、その人のためにホームページスペースを空けて欲しいと思ったら、悩んだ末に、お行儀の悪いユーザは、思い切って削除させていただくことになるかもしれない。

 いや、私が何を言いたかったかと言うと、アカウント削除という現象に対し、ホームページスペースを借りる側は、「アカウントを削除された」と思うのであり、ホームページスペースを貸す側は、「提示している規約を破られた」と思うのだろうということだ。もしかすると、その現象に対する間接的な原因を作ったのは自分かもしれないのに、そんなこともすっかり忘れ、「相手に○○された」と言ってしまえるその態度。実は、私自身もよくやってしまうことである。

 しかし、相対的な関係を結んでいる限り、百パーセントの原因は、相手にはないのだ。そして、特定の現象から生じる感情は、ほとんどの場合、一方向からだけの解釈となる。おそらく、一つの学びを完了させるには、双方向の解釈を体験する必要があるだろう。そう考えると、ツインソウルという存在は、一つの学びを一方向ずつ手分けして体験するためのパートナーなのかもしれないと思う。

|

« ガンまる、比叡山へ行く | トップページ | 全身全霊 »