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2005.09.17

新・持続と変化

 富山の皆さん、こんにちは。朝、大阪から特急サンダーバードに乗り、富山までやって来た。JRの富山港線が廃止になってしまうことに加え、富山地鉄も一緒に乗り潰すためにやって来たのだが、富山地鉄の一部の路線は、先日の大型台風のため、不通となっている。一ヶ月以上も鉄道が不通になるほど、台風が残した爪あとは大きいのだろうか。

 ここ三年ほどの間に、私たちは、三回ほど富山を訪れている。私たちから見ると、富山はとても地味な都市に見える。名古屋に近い岐阜のように、富山も、県庁所在地でありながら、金沢という大きな都市に近い県庁所在地である。金沢が陽なら、富山は陰、名古屋が陽なら、岐阜は陰といった感じだろうか。

 まずは富山港線を乗り潰し、富山地鉄の二日間乗り放題切符を買って、路面電車と一部の富山地鉄を乗り潰した。地方の私鉄というのは、東京や大阪の私鉄のような活気はない。駅舎も古く、細々と運営しているという雰囲気が伝わって来る。驚いたことに、自転車を転がしながら乗り込んで来る乗客もいる。そのせいだろうか。車両の一部に、座席のない広い空間がある。鉄道会社が、自転車と一緒に乗車することを容認しているのだ。

 こうした地方色豊かな光景を目にするのは大変面白い。私たちは、これまで自分の目で見て来たものと照らし合わせながら、様々な比較を行う。目の前に映るものが、まだ自分の中に存在しなければそれは驚きとなり、既に見た光景であれば、過去の事象との関連付けを行う。

 ところで、台風が来れば思い出すの記事にも書いたように、今日は、ガンモと私が初めて顔を合わせてからちょうど十周年の日だった。あれから十年。体型はずいぶん変わってしまったが、「持続」がテーマの私たちは、関係性がほとんど変化することなくここまで来た。おそらく、これからも大きく変わることはないだろう。もちろん、「変化」がないわけではないのだが、「持続」というテーマにスポットが当たっている。私たち夫婦にとっては、「持続」していることが誇りなのである。そうでなければ、あちこちの地方に出掛けて、それぞれの違いを見つけては面白いとは言えなくなってしまう。

 ツインソウルと一緒に過ごしている人たちは、皆、口を揃えて「変化」が楽しいと言う。彼女たちが言うように、ツインソウルの変化は目まぐるしい。私自身のツインソウルとの関わりからもそう思う。きのう交わした言葉がすぐに過去のものになってしまう。それでも、過去の言葉に縛られない。しかし、私は、ソウルメイト的な「持続」というテーマで生きているので、そうしためまぐるしい変化になかなか対応できないでいた。かつて、ツインソウルに、
「勝手にどんどん変わるのは無責任だ」
と言ったことがある。更に、ツインソウルには、「変化」というテーマの他に、「自由」というテーマもある。今、思えば、私は「退化」が怖かったのだと思う。「持続」というテーマのもとに生きている私にとっては、「変化」はすぐに「退化」と結びついてしまうのだ。しかし、「変化」が「退化」ではなく、「進化」であることを確認できれば、「変化」は喜びに変わる。

 おそらく、私たち夫婦が「変化」をテーマに生きて行くのが難しいように、常に変化し続けているツインソウルと一緒に過ごしている人たちに、「持続」というテーマを突きつけても難しいと思う。何故なら、ツインソウルは常に進化し続ける関係だが、ソウルメイトは同じものに共感し、相手を吸い込むように同化し、持続する関係だからだ。このように、ソウルメイトとツインソウルの学びはまったく違う。それでも何故か、男女の愛に関して、たどり着くところが同じかとても近いところにあるのが面白い。そして、マンネリを生んでしまっている、持続でも変化でもない関係は、退化の関係と言えるのだろう。

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