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2005.09.01

国のカルマを背負った人たち

 今、アメリカでは、ハリケーンによる大きな被害に見舞われている。そのせいで、町は無政府状態となり、ガソリンの値段はつり上がり、暴動までも多発しているという。ハリケーンの被害に遭われた方々や、その被害を目の当たりしていらっしゃる人たちに、心からお見舞い申し上げたい。

 ただ、アメリカという国の持つカルマを考えたとき、彼らが攻撃しているイラクの人たちも、同じ尊い命であったことに変わりがないことに気づいて欲しいと思う。住み慣れた家や家族、愛する者同志を引き離す戦争。もっと古い歴史があったにしても、ニューヨークの同時多発テロのときは間違いなく被害者だったはずのアメリカは、今ではすっかり加害者になり変わってしまった。だから、今回のことが、アメリカがイラクから撤退するきっかけになってくれればいいと切に願う。何故なら、ハリケーンの被害に遭われた方たちは、アメリカという国の持つカルマを背負ってくれた人たちだと思うからだ。彼らが犠牲になることで、アメリカがイラクから撤退するように動いて行くのではないだろうか。イラクで攻めている人たちは、よその国を攻めるよりも、自国の救助に回るべきだ。

 ちょうどベトナム戦争の頃、フォークの神様、岡林信康さんが、『アメリカちゃん』という歌を歌っていた。その歌には、「頼まれへんのに平和を作ると爆弾落とし、地獄を作る」などといった、アメリカに対するかなり辛口の表現が随所随所に盛り込まれている。その歌詞に目を通してみると、アメリカという国は、何度も何度も同じこと繰り返しながらも、決して懲りることのない国なのだと感じる。

 神はうまく考えたものだ。もしも相手がハリケーンという自然現象でなく、よその国だったなら、アメリカは間違いなくその国を攻撃し、新たなカルマを作ってしまうことだろう。だから、ハリケーンは、そろそろ攻撃をやめて、自分の国を建て直すことを考えなさいという警告なのだと思う。命を張ってくれた人たちがいるのだから、アメリカの大統領を支持する人たちに、そろそろ命の尊さに気づいて欲しい。そのことは、命を張ってくれた人たちが、思い残すことなくこの世を旅立って行くための近道になると思う。それが、戦争がなくなるということと、国のカルマを背負ってくれた魂たちへの、双方の祈りだと思う。

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