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2005.09.07

はっとしてGood!

 仕事に疲れ果て、駅から自宅までの道のりを自転車で走っていたとき、一台のタクシーが私の前で停まった。そこでお客さんを降ろしたわけではなく、中から降りてきたのはタクシーの運転手さんだった。どうやらその付近にある自動販売機で飲み物を買いたかったようだ。

 すれ違い様に、タクシーの運転手さんと目が合った。驚いたことに、タクシーの運転手さんは、私に対して微笑み掛けてくれているように思えた。私は驚いた。何故、見知らぬタクシーの運転手さんが、私に微笑み掛けてくれるのだろうと、一瞬、不思議に思った。

 しかし、すぐに私は理解したのだ。タクシーの運転手さんは、私に微笑み掛けてくれていたわけではなく、思わず笑みがこぼれてしまうほど楽しい気持ちでタクシーに乗っていたのだと。その笑顔は、運転手さんが車から降りる直前の状態のまま保たれていたものであり、わざわざ私に対して向けれらた笑顔ではないのだということを。

 そして私は、はっと我に返った。今の私は、一体どんな顔をしているのだろうと。仕事疲れのヘロヘロモードで、人生なんてまるで面白くないといったような顔をしているのではないか。こんな顔をしていたら、気分が重くなって行く一方ではないか。笑顔が幸運を呼び寄せてくれるかもしれないのに。

 確かに仕事は忙しい。少なくともたっぷり一ヶ月はかかる仕事を、わずか二週間で仕上げようとしている。しかし、誰かとすれ違ったときに、はっとした気づきがあるような笑顔でいたいものだ。タクシーの運転手さんから、そんなことを教えてもらった。

 帰宅してみると、マンションの駐輪場にガンモの自転車があった。私たちは、立体駐輪場の上下段に自転車を止めている。下段のほうが自転車を止め易く出し易いため、早く帰宅した人や翌日が休みの人は、下段を譲って、上段に自転車を収納することにしている。仕事のある日はいつも、ガンモのほうが少し早く家を出るため、ガンモと一緒に家に帰ったときは、私が上段に止め、ガンモが下段に止めることになっている。しかし、私が帰宅したとき、ガンモの自転車だけがぽつんと上段にあった。私はその自転車を見て、ガンモが一人で家に帰って来たことを実感した。しばらくこのような状況が続いてしまうことだろう。この光景を毎日目にするのは、何と寂しいことだろう。

※皆さん、たくさんの投票ありがとうございます。特に、今はパワーが落ちて来ているときなので、とても励みになっています。本当にありがとうございます。どんなにパワーが落ちても、「愛とは何であるか」について、いつも考えて行きたいと思います。

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