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2005.07.30

四十にして惑わず

 もうすぐ始まる夏休みに北海道に出掛ける予定になっている私たちだが、北海道に上陸する前に、ほんの少し青森にも立ち寄ることになっている。今日は二人とも仕事が休みだったので、のんびりとした休日を自宅で過ごし、夏休みの旅行の話で盛り上がっていた。そのとき、ふとしたことから、青森の県庁所在地はどこかという話になった。

まるみ:「青森の県庁所在地って、確か弘前だったよね」
ガンモ:「えっ? 何言ってんの? 青森は青森だよ」
まるみ:「ええっ? うそお?」

 自信に満ちたガンモの表情に驚き、慌ててネットで調べてみると、何と、ガンモの言う通り、青森の県庁所在地は青森だということがわかってしまった。私は、生まれてからこのかた(というのは、ちょっと大袈裟だが)、青森の県庁所在地は弘前だと信じて疑わなかったのだ。

ガンモ:「確かに弘前だったこともあるみたいだけど、それは、明治時代の話だから」
まるみ:「もしかすると、前世の記憶かなあ。ほら、横井庄一さんだって、戦争が終わったことを知らなかったでしょ? 私も明治時代の前世の記憶が塗り替えられないまま、ここまで来てしまったんじゃないかなあ」
ガンモ:「・・・・・・」

 良くもまあ、こんな言い訳を思いついたものだ。私は四国で生まれ育ったが、学生時代と社会人になってからの数年間を東京で過ごした。東京の人たちに、
「四国四県、ちゃんと言えますか?」
と尋ねると、ほとんどの人たちがちゃんと言えない。更に、四県を間違えずに答えてくれた人でも、県庁所在地となると、必ずと言っていいほどつまづいてしまう。私はその度にがっかりしていたものだったが、私だってこうして、東北地方のことを良く知らないのだ。

 何はともあれ、青森の県庁所在地が青森だったということが、四十歳にしてようやくわかった私であった。「四十にして惑わず」というのは、このことだったのか。いや、私は決して戸惑っていたわけではなく、弘前が県庁所在地だと信じて疑わなかったのだが。まあ、細かいことは、よしとしてしまおう。

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