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2005.06.21

退行催眠

 退行催眠について、これまで「ガンまる日記」の中でも触れてはいるものの、その内容については詳しく書いていなかったと思う。具体的に、退行催眠とはどのようなことを行うのか。今回は、それについて書いてみたい。

 退行催眠とは、言葉の通り、過去に退行する催眠をかけて、過去を思い出して行くことである。問題となった過去まで遡るので、一言で言うと、問題が発生した原因がはっきりとわかり、トラウマが解決されやすい。思い出す対象が現世に留まる場合もあれば、前世にまで遡る場合もあるようだ。現世に留まる場合は、例えば、セックスに対する恐怖を感じている女性がいるとする。彼女は、子供の頃に父親から性的虐待を受けていた。そのようなケースの場合、勇気を持って父親から性的虐待を受けていた頃に戻り、その父親を一生懸命許して行くといったセラピーが行われることもある。前世への退行も同じような感じで、問題のある前世まで退行し、原因となっている出来事を確認し、解放して行く作業となる。前世まで遡る必要があるのは、問題の原因が現世に見つからない場合である。

 退行催眠そのものはヒプノセラピー、前世を思い出す場合は、前世療法などと表現されることもある。私が行ったのは、前世への退行催眠である。実際に、ヒプノセラピストと対面し、その人の力を借りて思い出す人もいれば、私のように、ヒプノセラピストのメッセージの入った退行催眠CDを使って思い出す人もいる。

 私の場合、初めての退行催眠を行うきっかけとなったのは、前世の夫との凄まじいカルマを解消したことにあった。それは、ガンモと出会う前のことである。思い出すようになった前後のことはあまりはっきりと覚えてはいないのだが、凄まじいほどの愛憎の原因を、何とかして突き止めたかったのだと思う。

 退行催眠CDは、確か渋谷にあるパルコの本屋さんで手に入れたように思う。そのCDを、夜寝る前にリラックスしながら聴いていると、前世の夫と過ごしていたときに作り出していたカルマを、まるで映画を観るように、当時のいやあな感覚と一緒に思い出したのだ。思い出した内容については、過去の「ガンまる日記」にもホームページにも書いているので、敢えて触れないでおく。そのときに出て来た尋常じゃないほどの涙は、自分の涙ではなく、前世の夫の涙であると感じた。そして、現世での苦しみの原因を作ったのは、私自身であったこともわかってしまったのだ。前世を思い出したことで、現世での苦しみの原因がわかり、自分のことも相手のことも許せるようになった。

 前世を思い出すコツは、呼吸法にあると思う。私は演劇をやっていたので、腹式呼吸に対する知識があった。それが成功に繋がったのかもしれない。私の場合、前世を思い出すときは、身体がストンと落ちて行く。だから、思い出せるときは、これは来るぞ、という感覚がある。それはまるで、金縛りの反対のような感覚だ。身体中の緊張がすべてほぐれ、これまで閉じられていたあらゆる感覚が開放されて行くような感じである。そう、魂のセックスに近い状態である。

 前世への退行催眠は、問題となっている前世を的確に見せてくれる。それは、ほんの短い映像なのだが、前世の感情のたっぷりと詰まった、非常に効率的な映像だ。しかし、特に切実な問題を抱えていない場合は、空振りに終わってしまうことが多いようだ。

 愛の記憶を紐解くことは、現世の自分への癒しにも繋がる。例えば、今は良好でない関係が、前世で起こったあることが原因でこじれてしまっているのだとしたら・・・・・・。その原因を探ってみるだけの価値はあるかもしれない。

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