骨董市日和
ガンモは朝早くから起きて、自転車のタイヤとチューブの交換を始めた。私はその間に歯医者に行き、虫歯を治療してもらった。歯医者から帰ると、ガンモは自転車の修理をすっかり終えて私を待っていた。これで、気持ち良く出掛けることができる。おまけに外は、半袖でも一日過ごせそうなほどの素晴らしいお天気である。
毎月二十一日は、弘法大師の命日にちなんで、大阪の四天王寺と京都の東寺にたくさんの参拝客が集まる。その参拝客向けに始まったのか、その日に合わせて、大規模な骨董市が開催されているのだ。四天王寺の境内には、骨董品を扱うお店、古着を扱うお店、新品の衣類を格安で扱うお店、リサイクル品を扱うお店など、およそ三百から四百もの露店がずらりと並ぶ。それらのお店を一つ一つ見て回るのだ。
とても良い天気に恵まれ、とにかく絶好の骨董市日和だった。ガンモは小銭入れを、私は靴下と帽子を買った。
家に帰ってから、デジカメの画像を整理していると、ガンモを写した写真があり、それを見ているとあたたかい気持ちが込み上げて来た。その写真には、ガンモがニコニコしながら、古い小銭入れから今日買ったばかりの新しい小銭入れに中身を移し変えている姿が映し出されていた。私は、ガンモの取るほんの些細な行動や仕草の中にも、私の感じられる愛が存在しているのだと思った。その愛に気づかずに過ごしてしまうことは、何と愚かなことなのだろう。もっと心の目を開いて生きて行けば、多くのことを見逃さずに済むのではないかと思った。
これに関連して、最近、うれしいと感じたことがいくつかある。それは、先日ここに書いた友人が、私のホームページで公開しているガンまるのメールのやりとりを見て泣けたと言ってくれたことである。また、掲示板に、いつも泣きながら読んでいますと書いてくださった方や、過去の掲示板でのやりとりの熱さを感じ取ったと書いてくださった方がいる。
私は、彼女たちが、愛に関して開かれた状態にあることがとてもうれしい。愛に関して開かれていなければ、それらの出来事を前に、きっと素通りしてしまうに違いない。そして、愛について開かれている状態にある彼女たちの言葉もまた、私を大きな感動の波で震わせてくれる。そうした喜びがあるから、掲示板のコメントは、決して素通りすることなく、時間をかけてゆっくりと丁寧に書かせてもらいたいと思ってしまう。そうした開かれた人たちとの交流が、いつも私を元気にさせてくれていることは間違いない。皆さん、本当にどうもありがとう。
今日撮影した写真:四天王寺大師会(だいしえ)
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