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2005.05.05

もっと神を信頼せよ

 春季休暇七日目。倉敷のホテルをチェックアウトした私たちは、普通列車と特急列車を乗り継いで、米子へと向かった。今夜も米子で行われる彼らのライブに参加するためである。私のゴールデンウィークは毎年こんな感じで、倉敷や鳥取あたりをウロウロしている。しかも、離れた土地での連チャンライブなので、肉体的にもかなり厳しいのだが、その厳しさが勲章だったりもする。いつもはこのような連チャンライブでも、いったん帰宅してから再び出掛けるのだが、今回はガンモが組んでくれたスケジュールで、ガンモと一緒に行動できることが何よりもうれしい。

 ライブは米子で行われるのだが、今夜の私たちの宿泊先は松江である。ホテルに荷物を預けたあと、私は特急列車に乗って、さきほど通過した米子へと、再び舞い戻った。ライブに参加しないガンモは、米子とは反対方向の特急列車に乗り、出雲で列車の撮影をしていたらしい。

 米子で、友人たちと落ち合ってお茶をした。彼女たちもまた、毎年鳥取近辺のライブに顔を出している常連さんたちで、二十年来の友人である。同じ熱いときを過ごして来た彼女たちとは、彼らへの想いのギャップを感じることなく話をすることができる。何故なら、同じように熱いときから変化し、今ではすっかり落ち着いて来ているからだ。つまり、彼女たちとは温度差のない関係と言える。私たちは、開演少し前までお茶をしたあと、会場で、来年の再会を約束して別れた。

 ライブは、きのうとほとんど同じメニューだったのだが、彼らの卓越したMCには、まるで喜劇でも見ているかのような新鮮さを覚える。彼らはまだ売れない頃、よしだたくろうさんに言われたらしい。
「お前ら、絶対売れるから。音楽以外で」

 彼らのライブはみっちり三時間続き、その中で、通常、二回のアンコールに応えてくれる。私は、ガンモから「二十一時二十四分の特急列車に乗らないと、帰りが遅くなるよ」とメールをもらっていたので、意を決して、一回目のアンコールが終わったあとに会場を出た。会場は、駅から近かったので、ギリギリまで観ていても良かったのだが、二回目のアンコールの途中で抜けることになると、彼らをがっかりさせてしまうのではないかと思ったからだ。

 会場を出て、ガンモに電話を掛けると、私を迎えるために米子駅に来ていると言う。その優しさに、うれし涙が出て来た。私は小躍りしながら米子駅まで歩き、ガンモとの再会を喜んだ。

 乗ろうと思っていた特急列車は、およそ八分遅れて米子駅に到着した。ということは、終演時間までライブを見ていたとしても、十分間に合ったかもしれない。ライブを最後まで観ずに、慌てて出て来てしまった私は、ちょっぴり恥ずかしくなってしまった。このことは、もっと神を信頼せよ、というメッセージだったのかもしれない。

今日、撮影した写真を記事にしたもの:
列車のはなし
顔抜きのはなし
(米子駅の霊番線ホームで、鬼太郎とねずみ男の顔抜き発見!)

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