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2005.04.13

前世の続き

 以前も書いたことがあるように、ある転生において、私はガンモよりも早く肉体を去ってしまった。

 前世で離れ離れになった二人が、現世でも出会い、再び愛し合う場合、前世での離れ方は、喧嘩別れなどではなく、死別によるものが多いのではないかと思う。つまり、片方が肉体を去ったままの状態で二人の時間は止まり、現世ではその続きから始めることになるのではないだろうか。だから、二人の間には憎しみなどのネガティヴな感情はなく、現世で再会したときは、ただただ懐かしい気持ちがこみ上げて来る。このような愛し合い方は、単に時間がかかっているだけで、永遠の愛と言われるものの一つであると、私は思う。

 一方、喧嘩別れや強制的な離縁などの方法で、魂が傷を負ったまま離れ離れになった二人が再会した場合、懐かしい気持ちではなく、とてつもなく悲しい気持ちが湧き上がって来る。この場合もまた、二人で前世からの続きを始めることになるのだが、その先の二人に待ち受けているものは、前世では達成できなかった課題の追試である。

 課題の追試には、二通りの方法がある。一つは、まったく同じ立場で行われる追試と、もう一つは、お互いの立場が入れ替わった状態で行われる追試である。追試の種類を決定付けるものは、良くわからないが、カルマの深さによるものなのだろうか。

 今、私は思う。前世において、ガンモよりも先に肉体を去った私には、ガンモを残して先に死んでしまったという後悔がある。その後悔から自分を解放するために、私は現世で、ガンモと同じ時に肉体を去ることを選択するだろう。それが一体、いつになるかはわからないが。

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