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2005.03.20

にわか名鉄ファン

 岐阜に宿泊した私たちは、引退してしまう路面電車たちに別れを告げるため、まずは新岐阜駅前から黒野まで乗車した。今月末で引退するとは聞いていたが、路面電車に別れを惜しむ鉄道マニアたちで、岐阜の街は溢れ返っていた。路面電車を間近に感じられる、駅や街角で、カメラを構えている人たちはまだわかる。しかし、駅から遠く離れた田んぼや畑やあぜ道で路面電車を待ち構え、熱心にカメラを向けている人たちの姿を、一体どれだけ確認したことだろう。路面電車の引退まであと十日余りあるが、週末が天候に恵まれるかどうかわからないため、天気の良い今週に集中したのではないかと分析する人もいた。

 黒野から徹明町まで折り返し、今度は徹明町から関まで別の路面電車に乗車した。こちらの路線は、ぎゅうぎゅう詰めの満員電車だった。母親に連れられた赤ん坊が、満員電車の中で大きな声をあげて泣いている。他にも、母親に連れられた子供たちが大騒ぎしている。それでも、満員電車はなごやかな雰囲気を保ちながら走り続けた。みんな、路面電車の最後の旅に酔いしれているのだ。

 帰りは関から市ノ坪を経由して新岐阜まで出た。乗車したすべての路面電車が、今月いっぱいで廃線になる。岐阜市民でもない私がその廃止を残念に思うのだから、いつも利用していた人たちにとっては、これらの廃線はもっともっと辛いことだろう。

 岐阜の路面電車を運行させているのは、天下の名鉄だ。路面電車の市内料金が一七〇円というのは、全国的に見ても高いほうだと思う。更に、郊外に行くと、料金はもっと加算される。路面電車の料金が高いということは、それだけ利用客が少なかったのだと思う。それなのに、廃止になると聞いた途端、全国から鉄道マニアたちがやって来る。名鉄としては、こうなる前にもっと利用して欲しかったと思うのではないだろうか。

 ところで、きのうも少し触れたが、名鉄の車両は、様々なバリエーションがあって、見ているだけも面白い。私はにわか名鉄ファンになり、路面電車のプラモデルなど、名鉄のグッズをいくつか買ってしまった。

 新岐阜駅で、運転席が二階にある車両を見つけたガンモが、
「これは箱根に行くのかな」
と言った。二階に運転席があるということで、先日乗車した小田急の特急ロマンスカーに似ていたからだ。

 今夜は大垣のホテルに宿泊する。予約したホテルは、シングルのダブルユースでかなり安い値段で泊まれる。ベッドもシングルベッドに羽がついたような小さなセミダブルベッドなのだが、私にはこの狭さがものすごくうれしい。我が家のシングルベッドに近いこともあるし、部屋が狭ければ狭いほど、ガンモを近くに感じられるからだ。

 駅から近いこのホテルは、入線して来た電車を眺めるにはもってこいの場所で、電車の音が聞こえて来る度に、窓の外を眺めるガンモの姿があった。

 なお、今日、乗車した路面電車の写真はこちら。まだすべての写真を掲載し切れていないのだが、この続きはまた後日。

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