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2005.03.16

送別会

 仕事で同じチームの派遣仲間の男性が、今月いっぱいで契約が切れるため、先日一緒にお酒を飲んだ派遣仲間を誘って、彼の送別会をした。これまでじっくり話したことのなかったメンバーだったが、深く触れない部分では、なかなか盛り上がったと思う。おかしくて、おかしくて、私たちは普段使っていない頬の肉をたくさん震わせた。

 彼は、昨年九月に離婚したばかりだ。ある日突然、奥さんだった人に好きな人ができたことを知らされて、何度も話し合いを重ねた結果、離婚に至ったのだと言う。その頃の彼は、精神的にかなりまいっていた。わずか十日余りの間に、体重が十数キロ落ちたらしい。精神的にも肉体的にも極限状態だったらしく、仕事も休みがちだった。今はようやく立ち直り、仕事も精力的にこなしている。

 長い人生、いつもいつも順風満帆というわけにはいかないだろう。挫折を知らない人よりも、彼のように、苦悩を乗り越えて来た人のほうが、人の痛みを理解できる人になれる。健康な人よりも、一度でも病気をしたことのある人のほうが、肉体的な苦しみを抱えている人を気遣うことができる。今はまだ、再婚なんて考えていないと言っている彼だったが、これから先、これまでの記憶を塗り替えられるほどの素晴らしい出会いを果たして欲しいと思う。結婚が、本当に素晴らしいものだということを証明するためにも。

 先日一緒にお酒を飲んだ女性が、
「前世の記憶があるんだよね」
と私に念を押すので、お酒の席で、少しだけ魂の話をした。前世を思い出したときは、尋常じゃない涙がたくさん出たこと。そうした激情が、仕事中でも沸きあがって来て、トイレの中で良く泣いていること。出会った人と魂として向き合おうとすると、付き合いの古い魂か、新しい魂かがわかるということなどを次々に話すと、他の二人はぽかんと口を開き、私の言うことを、まるで他国語でも聞くかのように耳を傾けていた。二人の頭の中がはてなマークでいっぱいになっているのがわかった。魂や前世での関わりについて、もっともっと語りたいことはたくさんあったのだが、頭の中がはてなマークの二人の前では、熱く語り切ることができずに、ほんの触りだけ話してお開きにした。

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