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2005.02.01

凍結した道路

 今朝、起きてみると、うっすらと雪が積もっていた。窓を明けて見てみると、ふかふかした雪ではなく、凍りやすいタイプの粉雪だとわかった。以前、ガンモは雪の日に、自転車に乗り、すってんころりんと転んでしまい、左肩の小さな骨を折ってしまったことがある。
「あんなことにならないように、十分注意してよ」
と念を押して、ガンモを送り出した。

 ガンモの会社は九時始まりで、通勤時間も我が家から、せいぜい多く見積もっても片道四十五分程度なのだが、私は通勤時間が片道一時間半と長い。そのため、いつもフレックスタイムギリギリの十時出勤にさせてもらっている。だから、私たちは、帰りは待ち合わせて一緒に帰って来るが、朝、出掛ける時間は微妙にずれている。

 しかし、今日は私もいつもより少し早めに家を出た。最寄駅までは自転車なのだが、途中で滑ったりしないように、細心の注意を払いながら、自転車を走らせた。思った通り、道路は凍結していて、ブレーキをかけるのが怖かった。何とか駅まで辿り着き、ホームに上がると、いつも何もなくても遅れている電車が、今日は遅れていなかった。三宮に着いたとき、先に会社に着いたであろうガンモに電話を掛けて、ガンモの無事を確認した。

 夕方は、久しぶりにガンモと待ち合わせて、一緒に夕食を取った。その帰り、みどりの窓口に寄って、この春引退する寝台特急「あさかぜ」と「さくら」の空席状況を確認した。ある程度、予想はしていたが、どちらも満席だった。引退前に乗車できないのはいささか残念だが、
「考えてみると、満席の寝台特急って怖いよなあ。鉄ばっかりだよ、きっと」
とガンモは言う。自分だって、その鉄のくせに。実は、「あさかぜ」のほうが、喫煙席なら取れているのだが、長旅を喫煙車両で過ごすのは厳しいと判断し、キャンセルするつもりだ。さきほど、Yahoo!オークションで検索してみたら、「あさかぜ」と「さくら」の寝台特急券が売りに出され、高値がついている。

 みどりの窓口をあとにして、冷たい風が吹きすさぶ中、私たちは帰路に着いた。道路はもう凍結してはいなかったが、耳当てと帽子なしではいられないほどの冷たさだった。私は毛糸の帽子をかぶっていたが、ガンモには帽子がなかった。

 私たちの住んでいる地域は、普段、ここまで温度が下がらないだけに、ちょっとでも零度を下回ろうものなら、もう大騒ぎである。北国の人は、もっともっと寒いところで暮らしているだろうに。そう言えば、以前、春先に北海道に行ったとき、私たちはものすごく寒いと感じているのに、地元の人たちは平気で薄着で歩いているのに驚いた。地元の人に会ったのだが、
「もう暖かいですよ」
などと言いながら、薄着で笑っている。私には、彼らが化け物に思えたものだ。 

 外は、まるで嵐のように冷たい風がビュービューと吹き付けている。明日もまた、道路が凍っているのだろうか。

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