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2004.12.31

明るいマニア

 早朝に、倉敷のホテルをチェックアウトすると、何と、外は雪だった。まだ降り始めたばかりのようで、みぞれ混じりの様子だったが、駅まで歩く間に、本格的な雪に変わった。

 水島臨海鉄道に乗り、終点からすぐに折り返した。何故、早起きしなければならなかったのかと言うと、その時間を過ぎてしまうと、14時過ぎまで、終点まで行く電車がないからだ。しかし、雪のため、帰りの電車は10分程度遅れて運行した。外を見ると、まるで雪国のように雪がしんしんと降っている。

 今日、ガンモが組んでいた予定は、カメ好きの私亀甲(かめのこう)駅に連れて行ってくれることだった。しかし、雪のため、伯備線、吉備線、津山線が運休し、亀甲駅にたどり着くことはできなかった。そこで、急遽予定を変更し、岡山市電を乗りつぶすことになった。

 岡山駅で降りると、ポストの上に桃太郎が乗っていた。私は最近、全国を旅する中で、ポストの上の乗っかっているオブジェに注目している。たいてい、その土地の名物が乗っかっていて、なかなか面白いのだ。

 岡山市電の一日乗車券は五百円。スクラッチ式のカードで、乗車日を自分で削る。私たちが市電の写真を撮っていると、市電の運転手さんに話し掛けられた。まずは私に向かって、
あなたも電車が好きなの?」
と。ガンモの電車好きは完全にばれてしまっているようだ。私も、デジカメを首からぶら下げ、市電を撮影していたので、電車好きなのかどうかを確認したくなったらしい。私は、
「ええ、まあ」
と答えた。
「いやあ、いるんだよね。男性と一緒に来て、つまらなそうにしている女の人が」
「ああ、わかります。わかります」
と私が言うと、運転手さんは、これまで出会った鉄道マニアの話をいろいろ聞かせてくれた。
「中には、知っててわざと聞いて来るヤツがいるんだよねえ。僕らが答えられないと、何だ、知らないのか、みたいに言って来るヤツ。あと、一人で回ってるマニアは暗いのが多いね。あなたたちには笑いがあるから、明るいマニアだ」

 運転手さんは、運転しながらも、私たちに熱心に話し掛けてくれる。それが、いいのか悪いのか良くわからないが、何だかとても不思議な時間だった。市電を降りたあと、ガンモと二人で「明るいマニア」と言われたことを笑い合った。
「それって、まだまだ初心者ってことだよね」
と私が言うと、
「そんなことより」
とガンモは言った。
「運転中は、乗客に話し掛けないでくださいという張り紙を作ろうかな。あの運転手さん、運転中にしゃべり過ぎ」
と言いつつも、運転手さんのサービスに感謝しているガンモだった。

 岡山市電を乗りつぶしたあと、私たちは大阪方面に向かった。途中、某駅で降りて、トイレを借りた。その駅では、私の友人が改札業務をやっているはずだった。ふと改札を見ると、彼女が視界に入って来た。JRの制服を着込んで、仕事の顔をして立っている。彼女は、私たちに気づいたようで、驚きの笑顔を見せてくれた。ガンモは彼女に青春18きっぷを差し出して、
「二人です」
と言って改札を通り抜けた。彼女の人生、いろいろあったが、元気そうで何より。そして、年末の勤務、ご苦労さん。一生懸命元気に頑張っている友人の姿を見て、ちょっと安心した私たちだった。

 さて、大阪に着いて、関西に住んでいるというのに、ホテルにチェックインした私たち。実は、私たちはこれからカウントダウンライブに出かける。場所は、29日と同じ場所だ。今日は早起きもしたし、あちこち動き回って過酷なスケジュールだったが、これからがいよいよ大詰めである。

※今年お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。「ガンまる日記」を書き始めて、本当に良かったと思っています。「ガンまる日記」を通じて、たくさんの良い出会いがありました。来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。皆さんも、どうか良いお年をお迎えください。

※掲示板への書き込み、どうもありがとうございます。お返事が遅くなると思いますが、どうか気長に待っていてください。

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