« どこにも属さない | トップページ | 三つの旅 »

2004.10.28

満月

 今夜と明日の夜は満月だ。私は多分、狼女ではないはずなのだが、満月の夜は落ち着かなくなることが多い。センチメンタルになって、とにかく良く泣く。まん丸のお月様を見ていると、自分が完全でないことを思い知らされるからだろうか。満月の夜は、犯罪も多くなるそうだ。やはり、私と同じように、落ち着かなくなる人が多いのかもしれない。

 反対に、新月のときは心が空っぽになってしまって、何もやる気が起こらなくなることが多い。まるで電池が切れてしまったかのように、パソコンの前に座ることもできず、横になってじーっと過ごしていたこともある。

 月は一定の周期で満月へと向かい、満月からやがて新月になる。そして、新月から満月、満月から新月へとどこまでも繰り返す。それはまるで、呼吸をしているかのようだ。

 月は飽きないのだろうか。満月になったことは、ある意味、完成を意味しているはずなのに。満月になったことで、満足してしまえばいいのではないだろうか。それでも月は、完成に対し、惜しげもなく再び欠け始める。そう、この「惜しげもなく」が永遠を創り上げている要素なのではなかろうか。

|

« どこにも属さない | トップページ | 三つの旅 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。