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2004.09.18

歯医者さんごっこ

 2週間ほど前から、歯の様子がおかしいと感じるようになった。特別痛いわけではないのだが、左の奥歯のあたりがどうも気になる。先日、歯痛を経験したばかりのガンモに相談すると、
「はい、口を開けてください」
と歯医者さんの真似をしながら、私の奥歯に何か固いものをトントンと当てて、
「叩くと痛いですか?」
などと言う。

 ガンモ曰く、歯は、それほど痛くならないうちに治しておいたほうがいいらしい。私も、ガンモの苦しむ様子をさんざん見て来たので、意を決して、数年ぶりに歯医者さんに行くことにした。家の近所にできたばかりの歯医者さんがあるので、鍼灸治療が終わったあと、そこに足を運んだ。

 結果は、過去に治療したことのある歯と歯の間にある奥歯が軽い歯槽膿漏を起こしていて、少し浮いた状態になっているとのことだった。現在は使用してはいけない成分を含んだ古い詰め物をしていると指摘されたので、新しい詰め物に変えてもらう。歯医者さんが、ガンモが家でしたように、私の奥歯をトントンと叩いて、
「響きますか?」
などと言うので、笑いを堪えるのに必死だった。

 歯医者さんで驚いたのは、助手の女性と歯医者さんの連携プレイが素晴らしいということだった。歯医者さんがガリガリと私の歯を削る一方で、助手の女性が掃除機みたいなもので唾液を吸い取ってくれる。まさに、あうんの呼吸でなければ実現できない連携プレイだ。9月の初めに開院したばかりの歯医者さんのはずなのに、彼らの連携プレイの素晴らしさに感動してしまった。

 特に大きな虫歯はないということだったが、小さな虫歯を治すために、しばらく通うことになった。

 家に帰ると、
「どこに詰めたの?」
と言いながら、ガンモが私の奥歯をのぞき込む。
「はい、口を開けてください」
そう言って、私の奥歯を点検する。私はガンモの顔を間近で見ながら、私はこんな面白くてかわいらしいヤツと結婚したんだなあと実感し、愛に包まれた。

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