ドラマチック
今日は久しぶりに、ガンモと待ち合わせてご飯を食べて帰ろうと思っていた。ところが、私は早く上がり、ガンモは仕事を片付けるのにまだ時間がかかると言うので、私はインターネットカフェで時間を潰しながらガンモを待つことにした。外は大雨が降っていた。おまけに雷までゴロゴロ鳴っている。
私は既に、19時くらいからおなかを空かせていた。それから2時間、インターネットカフェの飲み物だけで空腹をしのぎ、ガンモの仕事が終わるのを待っていた。21時頃、ようやくガンモから仕事が終わったとの連絡が入った。ガンモは開口一番、
「腹減った」
と言った。今にもその辺のお店に飛び込んで、一人でご飯を食べてしまいそうな勢いだった。私は口をとがらせながら、
「何言ってんの。私なんて、2時間も前からおなかを空かせて待ってたんだからね」
と言った。
そのとき、私はまだ三ノ宮にいたのだが、ガンモは三ノ宮から少し離れたところにいた。これから待ち合わせてご飯を食べるよりも、二人で同じ快速電車に乗って、地元の駅まで帰ろうということになった。
快速電車が三ノ宮を発車したあと、私はガンモに電話を掛けた。
「後ろから2両目の一番後ろの4人掛けシートに座ってるから」
「了解」
ガンモは、途中の駅から乗り込んで来た。後ろから2両目にいると伝えたのに、後ろから3両目の車両に乗り込んで、私をきょろきょろ探している。私は、ドア越しに見えるガンモのその姿を確認しながら、何とも言えない懐かしさを覚えた。そう、ちょうどガンモを通勤途中に見かけたときのような感覚だった。
ガンモはようやく私に気づき、歩いてこちらにやって来た。一緒に並んで歩いているのではなく、群集の中に紛れているガンモを見つけて懐かしく思い、そこから歩み寄って来るプロセスは、なかなかいいものだと思った。私にとっては、それだけで十分ドラマチックなのだ。
それから二人で最寄駅まで帰り、近くの定食屋さんでご飯を食べて家に帰った。
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