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2004.07.22

我が家を最後に訪れた人

 我が家に最後に人が訪れたのは、今からおよそ4年も前のことである。訪問してくださったのは、写真雑誌のカメラマンと記者の方である。私たちが何かスクープされるようなことをやらかしたのかというと、そういうではない。夫婦でクラシックカメラを集めているということで、取材に来られたのだ。写真雑誌誌の名前は、「フラッシュエキサイティング」。大人向けの写真雑誌だ。カメラ仲間の大先輩を通じて、取材の申し込みがあったため、お受けしたというわけである。

 私たちの家には、当時から既にモノがたくさんあったので、自宅での取材となると、とにかく家の中を片づけるのが大変だった。取材はリビングで行われたのだが、リビングのあちこちに散らばっていたガラクタを和室に運び込み、和室に入り切らない段ボールなどは、バルコニーに追いやった。取材の途中、バルコニーでカメラを構えてくださいと言われたらどうしようとヒヤヒヤしていた。

 こんなふうに、二人して一生懸命片付けたのに、取材に来られた方たちは、私たちの住まいを見て目を丸くしていた。取材の詳しい状況については、「フラッシュエキサイティング」取材レポートをご参照いただけたらと思う。

 さて、取材は無事に終了し、後日、FAXでゲラが送られて来た。なるほど、文章が良く練られ、きれいにまとめられている。それからしばらくして発売となったのだが、ガンモの実家と私の実家の反応がそれぞれ違っていておかしかった。私は、自分の実家には電話で雑誌に載ることを伝えておいたのだが、ガンモの実家には、大人向けの雑誌だったこともあって黙っていた。わざわざ本屋に出向かなくても、実家に帰ったときに掲載誌を見せようと思っていたのだ。一方、私の両親は、掲載誌を本屋に買いに行って、親せきの人にも見せて大騒ぎしていた。年末にガンモの実家に帰ると、
「雑誌に載ったんやって?」
と義母に言われてギクリとした。実はそのとき、その掲載誌を見せようと、実家に持って帰っていたのだが、慌てて引っ込めた。義母の話によれば、義弟がたまたまその雑誌を購入し、私たちが載っているのを見つけたらしい。自分の息子夫婦が雑誌に載っているのを見つけても、実際に会うまで黙っているガンモの両親と、親せきにも見せて大騒ぎする私の両親の大きな違い。実に対照的で面白かった。

 あの取材以来、我が家は荒れ放題となった。理由は、あんなに一生懸命片付けても意味のないことがわかったからだ。私たちがどんなに片付けても、世間一般の「整理整頓された状態」からはかけ離れている。だからあれ以来、我が家は、遊びに来たいというお客さんを頑なに拒み続けている。我が家で見たことを、絶対に口蓋しない人なら考えてもいいが。(^^;

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