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2004.06.05

あいつ

 私は、週に一度、近所の鍼灸医院に通いながら、下半身の冷えと肩こりと足底筋膜炎の治療をしてもらっている。鍼灸医院では、鍼を打つため、男性鍼灸師に露わな姿をさらさなければならない。そのことでガンモが鍼灸師に嫉妬したりするようなことは決してないのだが、あるときガンモが鍼灸医院の近くを通りかかり、鍼灸師の顔を見たと言う。

ガンモ「今日、鍼灸医院の前を通ったとき、白い服を来た男を見た。あいつか?」
まるみ「そうそう」
ガンモ「あいつ、俺らと同じくらいの歳なんじゃないの?」
まるみ「えええ? もっと年上だと思うけど」

 後日、鍼灸師に歳を尋ねたら、ガンモと私のちょうど間の歳だった。

 それはさておき、それ以来、私が鍼灸治療に行くと言うと、ガンモは、
「また、あいつんとこに行くのか」
と言う。あいつなどと言いながらも、ガンモにとってはその呼び方が、特別な親しみを込めた言い方だということを、私は知っている。いつの間にか、私の周りにいる人たちのことを、自分の中にどんどん吸収してしまう。ガンモはそういうヤツなのだ。

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