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2004.06.24

映画『アメリ』

 2年ほど前のことだったろうか。『アメリ』という映画が劇場で公開されていた頃、ガンモの東京出張が入った。確か、ちょうど派遣の仕事が切り替わる時期だったので、私はその出張に付いて行った。ガンモが仕事に出かけている間、『アメリ』を見ようと思い、渋谷シネマライズに足を運んだ。

 ヤン・ティルセンの独創的な音楽にひと聴きボレしたばかりでなく、とにかく私は『アメリ』の映画の世界に強く引き込まれてしまった。そして、何が何でもこの映画をガンモにも見せたいと思った。そこで、ホテルに帰ってから、一生懸命映画の感動を伝えようとしたのだが、実際にその映画を観ていないガンモにはピンと来なかったのか、なかなか重い腰を上げようとはしなかった。
「とにかく、騙されたと思って観て!」
私はほとんど絶叫に近い叫びを上げながら、ガンモに『アメリ』が取り上げられているYahoo!ムービーのページを紹介した。
(私たちは、お互いに旅行中でもノートパソコンを持参して、インターネットを楽しんでいる)

 ガンモはしばらくそのページに見入っていた。そして、CM用のビデオクリップを何度か繰り返して観たあと、ついに、
「観に行ってもいいよ」
と言った。やった!

 翌日、私たちは新宿の映画館で『アメリ』を観た。会場がしーんと静まり返っていると言うのに、私は一回目に観たときには理解できなかったシーンで大笑いした。予想通り、ガンモは私と同じようにこの映画の世界に完全に引き込まれ、映画を観終わった直後に
「あの映画は俺らの映画だから」
とまで言ってのけた。

 それからしばらくの間、私たちの間に『アメリ』ブームが沸き起こったのは言うまでもない。「アメリ缶」という限定DVDをうれしそうに買って来たのもガンモだった。そう、ガンモはやっぱりそういうヤツなのだ。 

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