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2004.05.02

子供の頃に理解できなかったお見合いのはなし

 あれは私が中学生のときのことだったろうか。母の従弟がお見合いをして、とてもいい具合に話が進んでいた。何度も何度もデートを重ね、いよいよ結婚までもう秒読みという段階になったとき、突然、女性のほうから婚約を解消したいと申し出があったそうだ。

 どうしてなのかと尋ねると、その女性は、母の従弟の耳からたくさんの耳だれが出ているのを見てしまい、これから長い人生を彼と一緒に過ごして行くことに対して自信が持てなくなってしまったのだそうだ。

 当時まだ子供だった私には、その女性がどうして婚約を解消したのか理解できなかった。でも、大人になった今ならわかるような気がする。その女性は母の従弟ではなく、単に自分を愛していたに過ぎなかったのだ。

 物事に対して、一つの方面からしか見ることのできない関係は、こんなふうに崩れて行きやすい。物事は陽の面ばかりでなく、陰の面も持ち合わせている。陰の面にぶつかったとき、二人で困難を乗り越えて行くことに喜びを感じられるような関係でなければ、結婚してもうまくやって行けなかったことだろうと思う。どの段階でそれを築いて行くかは人それぞれかもしれないが、「条件」が先行してしまうお見合いの場合は、それが難しかったのだろう。

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