前世の弟
パソコン通信の写真フォーラムのオフで初めてガンモに会ったとき、「あっ、知ってる人だ!」と思った。最初に会ってから交際を始めるまでに5ヶ月近くかかったが、自分の気持ちに素直になったとき、私たちは言葉では表現しがたいほどの涙を流した。それは、胸のずっとずっと奥のほうからこみ上げて来る涙だった。当時、ガンモも私も、メールを書きながら、何でこんなに泣けて来るのかわからないと言い合っていた。きっと、私たちの魂に深く刻まれていた愛の記憶が呼び覚まされたのだと思う。
私はガンモに、「ガンモは前世で私の弟だったような気がする」と言った。ガンモもまた、「俺もまるみのことはお兄ちゃんという気がする」と言っていた。しかし、お互いに今でもその感覚を引きずっているわけではない。長い間一緒に過ごすことによって、その感覚の上に、現在の夫と妻、そして親友という今の感覚を上乗せして来たからだろう。それでも、私はいまだに夢を見るとき、私の現実の弟とガンモを混同してしまうことがある。それは、夢が魂の世界だからかもしれない。
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